讃岐の獅子舞
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国内最大級の“獅子舞王国”讃岐の獅子舞
約800組もの獅子組が現存する香川県には、全国屈指の獅子舞文化が根付いています。色や素材、形も様々な獅子頭に、豪華絢爛な油単(ゆたん)をまとい、鉦(かね)や太鼓のリズムに合わせて自由自在に舞う姿は見る人を魅了します。獅子舞は各地域ごとに伝承されており、姿形だけでなく、曲や舞も全く異なるのが特徴。9月末〜11月初旬の秋祭りにて奉納され、香川県に秋の到来を告げる風物詩として大切にされています。
《見どころ》
讃岐の獅子舞の魅力は、本当に生きているかのような動物らしい表情や動き。目や耳が動いたり、雌雄2頭がじゃれ合ったりと、各獅子組が競うように表現を追求し続けています。
【見学情報】
●場所/県内各地
●問い合わせ/讃岐獅子舞保存会 tel.080-3928-4401
※例年11月初旬には、数十組の獅子組が一堂に会するイベント「獅子舞王国さぬき」を開催
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香川の獅子舞文化を支える伝統工芸
「讃岐獅子頭(ししがしら)」
讃岐獅子頭は張子(はりこ)製で軽く、耳や前髪が馬毛でできているのが特徴。金箔を貼ったものや顔全体が白や黒の毛に覆われたもの、目や舌が動くものなど、その姿は実にさまざま。職人は各獅子組からの多種多様な希望を形にしています。
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「讃岐のり染(ぞめ)」
獅子の胴体部分にあたるカラフルな布・油単(ゆたん)。のり染めのくっきりとした輪郭線と色鮮やかな染料のコントラストが美しく、獅子の動きをより美しく演出します。那須与一(なすのよいち)などの武者絵や唐獅子牡丹(からじしぼたん)など、縁起物が散りばめられた豪華な図案も必見です。
※価格は全て税込み(2024年5月末時点)です ※P表記…大=大型バス、中=中型バス、マ=マイクロバス