大迫力!勇壮な太鼓台の競演 【“太鼓台”を“ちょうさ”と呼びます】 さぬき豊浜ちょうさ祭
瀬戸内海を中心に広まった太鼓台(ちょうさ)。香川県では中西讃の沿岸地域に多く見られ、観音寺市豊浜町の太鼓台(ちょうさ)はひときわ迫力があります。
特徴的なのは太鼓台(ちょうさ)の前後に置かれた「掛布団(かけぶとん)」。金糸の刺繍など、見る者を圧倒する独特の意匠。五穀豊穣や豊漁を祈願し、最後には担ぎ上げてその勇壮さを競います。
江戸時代の讃岐には「讃岐三白(さぬきさんぱく)」(塩、砂糖、綿)と呼ばれる特産物があり、現在の観音寺市辺りで綿が盛んに栽培されていました。そのためこのエリアの祭りでは、綿をたくさん使った掛布団が金銀の糸で装飾され、太鼓台(ちょうさ)をより一層豪華に彩ります。
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《見どころ》
中日(12日)に和田お祭り広場で行われる「かきじょう」と最終日(13日)に一宮神社で行われる「かきくらべ」。「かきじょう」は上に乗った指揮者が振り落とされそうになるほど激しく揺れる様子に、大きな歓声が上がります。100人余りの担き手が集まり、大きく差し上げる「かきくらべ」が行われると祭りは最高潮に!
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豪華絢爛な太鼓台(ちょうさ)を彩る伝統工芸
「金糸銀糸刺繍」およそ200のパーツからなり、高さ5m、重さ2〜3tにも達する太鼓台(ちょうさ)。表面に施された金の装飾は、綿を詰めた土台に金糸を手作業でびっしりと縫い付けて作ります。観客から美しく見えるよう、縫目の角度や土台の厚みを綿密に調整し、伝統工芸士の高度な技で、キラキラとしたうろこ模様や立体感を表現しています。
いしかわ太鼓台刺繍工房
観音寺市木之郷町1153-10
090-2782-8895
■工房見学可(要予約)
8月4日(日)・5日(月)
2日だけかかる幸せの橋 津嶋(つしま)神社夏季例大祭
子どもの健康と健やかな成長を祈る神社として信仰を集めてきた津嶋神社。本殿は約250m沖の島の上にあり、普段は通行できませんが、一年で夏季大祭のある2日間のみ橋がかけられ参拝が可能。この「つしま橋」は別名「しあわせ橋」と呼ばれ、この橋を渡ると幸せが訪れるとされています。この2日間のみJR津島ノ宮駅が開設され、臨時便が停まります。
※価格は全て税込み(2024年5月末時点)です ※P表記…大=大型バス、中=中型バス、マ=マイクロバス